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『顔だけ聖女なのに、死に戻ったら冷酷だった公爵様の本音が甘すぎます!』完結感想|不憫聖女が幸せになるまで

 

 

『顔だけ聖女なのに、死に戻ったら冷酷だった公爵様の本音が甘すぎます!』完結ネタバレ感想

顔だけ聖女なのに、死に戻ったら冷酷だった公爵様の本音が甘すぎます!(2) (モンスターコミックスf) | 春乃まい, 一分咲 |本 | 通販 |  Amazon

 出典:顔だけ聖女なのに、死に戻ったら冷酷だった公爵様の本音が甘すぎます!

 春乃まい (著), 一分咲 (著) 

 

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あらすじ

聖女を輩出する名門・シャルリエ伯爵家に生まれたエステル。

しかし、魔力量が少ないことで「顔だけ聖女」と揶揄され、家族からも冷遇されていました。

さらに、養女として迎えられた元孤児のアイヴィーが聖女となったことで、エステルの立場はどんどん悪化。

最後には辺境へ追放され、その道中で何者かに殺されてしまいます。

――ですが、気が付くとエステルは1年前に死に戻っていました。

そしてなぜか、以前は冷酷だった第二王子ルシアンが、異様に甘く接してくるようになっていて……?

 


 

 

💔 アイヴィーと両親が本当にひどい

物語序盤から、エステルの扱いが本当に辛いです。

元孤児のアイヴィーは、養女になってから好き放題。

わがままを言っても両親は叱らず、むしろエステルばかり我慢させてしまう。

しかもアイヴィーは、

「エステルは自分より下でいるべき」

という考えを隠そうともしません。

最終的には聖女の座まで奪い、邪魔になったエステルを殺害。

読んでいて、
「いや両親、実の娘を守って!?」
と何度も思いました。

エステル自身も、別に特別扱いして欲しかったわけではないんですよね。

ただ、
“アイヴィーと同じように愛して欲しかった”
だけ。

だから終盤、両親に本音をぶつけるシーンは本当に切なかったです。

「こんなことになる前に気づいて欲しかった」

この言葉に、10年間の孤独が全部詰まっていました。

 


 

☕ 死に戻ったエステルとルシアン

死に戻ったエステルの前に現れたのが第二王子ルシアン。

前の人生では冷たい印象だったのに、今回はやたら優しい。

しかも会うたびに、

「可愛い」
「好きだ」
「心配した」

など、本音を隠さず甘い言葉を連発してきます。

実はルシアン、1度目の人生で死んだエステルを禁術で蘇らせていました。

その代償として、

  • 好きな人に嘘がつけない
  • 嘘を付いたり本音を抑えると苦痛が走る

体になっていたんです。

つまりルシアンの甘い言葉、全部ガチ。

冷酷公爵っぽかった男が、エステルの前だと感情ダダ漏れなのが本当に可愛い。

しかも、昔エステルが作ったケークサレを食べたことが初恋のきっかけだったというのも良かったです。

聖女だからではなく、
“エステルだから好きだった”
というのが伝わってきました。

 


 

🌿 闇聖女として生きるエステル

ルシアンの助けで家を出たエステルは、カフェを開きながら新しい人生を始めます。

ここからのエステル、本当に生き生きしてる。

1度目の人生ではずっと周囲に否定され続けていたから、
“自分の好きなことをして笑っている”
姿を見るだけで嬉しくなります。

さらにエステルは“闇聖女”として覚醒。

ですが、この能力にも大きな秘密がありました。

エステルの淹れる紅茶は、

  • 穏やかな気持ちなら解毒剤
  • 強い負の感情があると毒

になる蘇りの呪い返しを受けていたのです。

この設定が終盤でめちゃくちゃ効いてきます。

 


 

 

🫖 王太子の誕生日パーティーで事件発生

物語の大きな山場が、王太子の誕生日パーティー。

ここでアイヴィーは再びエステルを陥れようとします。

しかも、1度目の人生でエステルを殺した男たちまで登場。

今回は、

“婚約者でもない男と密会していた”

という噂を流し、エステルを傷物にする計画でした。

その話を聞きながら紅茶を淹れてしまったエステル。

すると紅茶は黒く濁り、毒になってしまいます。

この演出、かなりゾッとしました。

ですが事情を知らないアイヴィーは、
“エステルの紅茶の手柄を横取りしよう”
として、その毒入り紅茶を薄めて王太子へ出してしまいます。

結果、王太子が毒に倒れる事態に。

完全に自滅でした。

そこへ現れたルシアンが、エステルのミルクティーで解毒。

さらにアイヴィーや不審な男たちを捕らえ、これまでの悪事を暴いていきます。

実はこのパーティー自体、全部ルシアンの計画の上だったんですよね。

エステルを守るため、ずっと動いていたのがかっこよかったです。

 


 

💍 プロポーズが理想すぎる

事件後、ルシアンはエステルを庭園へ連れていきます。

そこは、前の人生で二人が過ごした思い出の場所。

そこでエステルは、自分が死に戻っていることを告白します。

するとルシアンも、自分がエステルを蘇らせたことを打ち明けます。

そして、

「聖女だからでも、伯爵家だからでもない」

「エステルだから好きになった」

と伝え、プロポーズ。

でもエステルは、

「カフェも続けたい」

という夢を諦めきれませんでした。

するとルシアンは即答します。

「問題ない」

「王位継承権が回って来なくても構わない」

「エステルは妻になって、カフェも続ければいい」

この返答、強すぎる。

“夢を諦めなくていい”

と言ってくれるヒーロー、本当に最高でした。

 


 

 

🌙 最後まで優しい物語

数か月後、二人は結婚式を挙げます。

エステルは王宮内でカフェを続け、新しい人生を歩み始めました。

そして初夜。

甘い雰囲気になるかと思いきや、ルシアンは

「今日はこのまま眠ろう」

と我慢します。

本音が止まらなくなりそうだから、という理由もルシアンらしくて可愛い。

眠ったエステルのおでこにキスをし、

「この幸せはこれからずっと続くのだから」

で終わるラストが、本当に優しくて幸せでした。

1度目の人生では誰にも愛されなかったエステルが、
2度目の人生でちゃんと愛され、居場所を見つけられた。

そんな救いのある物語でした。

 

 

 

kyoudai28.hateblo.jp