原作:師走ゆき
あらすじ
主人公・木下うたげは、大人気アイドルグループ「F/ACE(フェイス)」の絶対的エース・福原多聞を推す女子高生。
推し活資金を稼ぐために始めた家事代行のアルバイト先で、まさかの多聞本人と遭遇します。
しかし、ステージでは完璧なアイドルだった多聞の素顔は、自己肯定感ゼロの超ネガティブ男子。
うたげは衝撃を受けながらも、「ファンの愛を舐めるな!」と全力で多聞を支えることを決意します。
アイドルとファンという関係から始まった二人の距離は、少しずつ変化していくのでした。
ネタバレ感想
私はアニメから入りましたが、気が付けばコミックスを大人買いしていました。
今までアイドルにはハマったことがなく、なぜここまでハマったのか自分でもよく分からないのですが、
- イケメンアイドルと陰キャのギャップ
- ジメ原さんの残念すぎる可愛さ
- 平成少女漫画っぽいテンポ
この辺りが刺さった気がします。
伝説のXーReaL復活!そして多聞くん、ついに告白決意へ
伝説のユニット・XーReaL
XーReaLは、世界的ダンス大会を総なめにしたダンスの天才・怜王と、作詞作曲から楽器演奏までこなす音楽の天才・響による伝説のユニット。
熱狂的な人気を誇りながらも、わずか4年で解散してしまいました。
現在の多聞くんの「セクシー&ワイルド」なキャラクターは、XーReaLの影響を強く受けています。
ジェイソンさんの正体
前回に引き続き、F/ACEは話題の覆面ダンサージェイソンさんからダンス指導を受けていました。
「将来どうなりたい?」
と聞かれた多聞くんは、
「XーReaLみたいになりたいです」
と即答。メンバーもそれに賛同します。
しかし休憩中、ジメ原状態の多聞くんを見られてしまいます。
そこで明かされた衝撃の事実。
なんとジェイソンさんの正体は、XーReaLの怜王でした。
怜王は、
「言うだけならタダだけど、正直厳しいと思うぞ」
と多聞くんを容赦なく切り捨てます。
響とうたげの出会い
一方うたげは、新しい仕事先へ。
その依頼主は、なんとXーReaLの響でした。
作曲に行き詰まっていた響は、
「失恋した?」
と突然うたげに質問。
作詞の参考にしたいと話を聞き、その結果、新曲の歌詞が完成します。
XーReaL復活
その後、世間を驚かせるニュースが飛び込みます。
なんとXーReaLが再結成し、紅白出場が決定。
SNSのトレンドもXーReaL一色となり、日本中がお祭り騒ぎになります。
一方、F/ACEの社長は激怒。
実は社長の白石さんは、かつてXーReaLのマネージャーでした。
解散騒動によって深い確執があり、特に怜王には強いわだかまりを抱えています。
しかも再結成の理由は、
「白石さんにもう一度こっちを見てほしいから」
という怜王の個人的な想いでした。
ヤミ原さん大暴走
街中がXーReaL一色になる中、うたげも多聞くんと共通の話題ができたことを喜びます。
しかし、それを聞いた多聞くんはまさかのヤミ原化。
「お前の推しは俺だろ・・・?」
「俺以外の芸能人の話はもう少し真顔でしてほしい」
「他の奴の事1回話すごとに俺の事10回話してくれなきゃ辻褄が合わないよね?」
と大暴走でうたげを押し倒します。
うたげが
「私の推しはこれからもずっと多聞くんですよ」
と伝えると、
「あと9回言って」
と満足するのでした。
その後死ぬほど謝られたの一文が(笑)。
クリスマスプレゼント
クリスマスが近づき、うたげは多聞くんへ小さなクリスマスツリーを贈ります。
「大きさは関係ないです・・・近くにある星が一番大きく見えるんです。今わたしのスターは間違いなく多聞くんです」
その言葉に多聞くんは涙。
XーReaLばかり見て不安になっていた自分に気付き、
「紅白、頑張ります」
と前を向きます。
紅白合宿開始
紅白まで残り5日。
F/ACEは桜利の別荘で強化合宿を行うことになります。
しかしそこへ現れたのは怜王と白石社長。
そして、
「紅白で俺たちと一緒に歌わないか?」
というまさかの提案を受けます。
話題性は抜群。
挑発されたF/ACEメンバーは挑戦を決意します。
「ウソ」と「本当」
しかし練習は難航。
どうしてもXーReaLのモノマネになってしまいます。
そんな中、怜王は
「ウソをついているうちは本物のパフォーマンスはできない」
と言い放ちます。
落ち込むメンバーたち。
しかし彼らは、自分たちがなぜ今のキャラクターになったのかを語り始めます。
それは全員、自分で選んだ姿でした。
桜利は言います。
「なりたい自分になることはウソなのか?
俺はそうは思わない」
この言葉がとても印象的でした。さすがのメンタルです。
多聞くん、ついに決意する
合宿には響も合流。
F/ACEは少しずつ自分たちらしい表現を見つけていきます。
一方、多聞くんはずっと抱えていた想いと向き合います。
うたげから、
「表も裏も全部本物ですよ」
と言われたことで救われます。
そしてついに――
「木下さん、おれ……
紅白が終わったら伝えたいことがあるんです」
と告白を決意。
長かった片想いがようやく動き始めます。
まとめ感想
アニメ終了後にハマった作品でしたが、今でもコラボカフェやファンミーティングが開催されるなど勢いは健在です。
最新15巻まで読んでも勢いが落ちるどころか、どんどん面白くなっている印象でした。
久しぶりに「続きが気になって仕方ない」と思える作品に出会えた気がします。
平成少女漫画のようなときめきと、令和らしい推し活要素が絶妙に混ざった作品なので、アニメから入った人にも漫画をぜひ読んでほしいです。
そして何より――
紅白後、多聞くんが何を伝えるのか。
今後の展開から目が離せません。
